東京R不動産
僕がハタチくらいの頃、今のように大工としていろんな人の住まいに関わるようになる、ずっと前、
自分自身どういうところに住みたかったかといえば、それは、
「倉庫のような部屋」だった。
今で言うところの「SOHO」みたいなものかもしれないが、当時ロックバンドを組んで毎日アホみたいにギターばかり弾いていた俺は、苦情の来ない、生活感のない地下室みたいな部屋に本気であこがれていた。
まあ、今思えばギターの音の苦情なんて、音楽好きにとっては挨拶みたいなもので、アパートに入居早々苦情が来た!と思って玄関を開けると、おとなりさんらしきオネーサンが、
「私もバンドやってるんです・・・ギター弾くんですね!よかったらこれ食べてください。」
と田舎の青森から送られてきたリンゴをくれた、なんてこともあった。
あと、音楽をあきらめて実家に戻り、プータローであることをいいことにバイクで旅ばかりしていた頃、住みたかったのは、移動も出来て、住むことも出来る、
「でっかいバスのような車」だった。
コイツに布団や炊事道具、釣竿やカメラやギターやラジカセやちっちゃいバイクなどを積み込んで、日本中をあてどなく旅するのだ。
結局それは実現することはなかったのだが、それで良かった。とも思う。
なぜなら若い頃放浪の旅をしたことのある人ならわかると思うが、あてどない旅は目的がないだけに終わらせる事が難しく、ずるずると何年も旅を続けてしまい、結局なんのプロフェッショナルにもなれずにホームレス同然になって年をとってゆく。そんな人がたくさんいるのだ。
とにかく若気の至りでそんな馬鹿げた夢ばかり見ていたのだが、いつの時代にも変わり者や、自分だけのライフスタイルを本気で実現しようとしている者がいて、特に今の時代、そんな人が増えているのかもしれない。
この「東京R不動産」は、キャッチコピーの「東京で一番面白い不動産屋」の通り、一般的な物件の利便性や築年数、間取りなどにとらわれない、住むひとそれぞれの価値観にポイントを置いた物件ばかり紹介している不動産屋だ。
「東京で一番面白い」の(面白い)とは、投機的に儲かるから(面白い)のではなくて、物件を借りる人が(住んで面白い)という意味なのだ。
ビルの屋上が自由に使える部屋。改装OKのレトロな物件。天井が高い、倉庫みたいな物件など、ああ!僕が若い頃憧れていたような部屋ばかりだ。
これは東京の話だが、思うにそう遠くない将来、ここ北海道にもそのような事を本気で考える若者が、今までとはまったく違った価値観で不動産を選ぶ時代がやってくるような気がする。
ちなみに「東京R不動産」の「R」とは、「REAL」(リアル)の「R」だそうだ。
現に最近僕の近くにも、そのような話しをする若者が何人もいます。
不動産投資家のみなさん、それから空室物件に悩む大家さん、いまのうちに彼ら若い世代の感覚に注目しましょう。
そして今までの価値観では見向きもされなかった物件の中に、彼らのニーズにピタリと合ったお宝物件が埋もれているに違いありません!
東京R不動産 URL http://www.realtokyoestate.co.jp/
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