「築46年だが非常に趣のある空き家があるので、ぜひリノベーションして再生したい。相談に乗って欲しい。」
とお客様に依頼を受け、現地で同行視察してきました。
歴史的建造物や古民家が大変お好きな方で、いつかご自分で趣のある古屋を再生してそこで暮らしたいと考えているそうです。
歴史のある港町の高台に、築46年の当時としてはとてもハイカラな、なおかつしっかりとした建築である。
客間の和室は船底天井で、床の間の造作も素晴らしかった。
廊下のフローリング。
非常にしっかりとしている。もちろん無垢材だ。
扉に色ガラスが使われていたり、真ちゅう製のドアノブも当時のままである。
建築当時、46年前の雰囲気がそのまま残されていた。
前の持ち主が愛着を持って暮らしていたのが伺える・・・。
現代の住宅ではまず見られなくなった欄間付きの掃き出し窓。
驚く事にこの家の引き戸は全て開閉可能だった。
狂いが少なく、それほどしっかりと作ってあると言う事だ。
築年数を考えると、奇跡的な事である。
その他に、2階の部屋からは海が見えたり、庭に見事な桜の木があったり、まるで執務室のような書斎があったり、全ての部屋が魅力的に見えた。
この物件に目を付けたお客様の言うとおり、僕も自分で住みたくなるような家だ。
キッチンを除いて大きな造作工事をしなくてもいいほど、リノベーションの素材としては最高である。
何より素晴らしいのは、前の持ち主が新建材を使った安易なリフォームなどせずに、建築当時のままの内装であることだ。
良い材料を使い、意匠を凝らした造作が非常に趣のある家だ。
これからどのようにリフォームしていくか楽しみだ。
やはりこの家の魅力を最大限引き出すような方法がいいだろうと思う・・・。
帰りに、同じ小樽にある、インテリアショップ 「Uguis」 というお店に立ち寄った。
なんと90年前の建物を、店主がたった一人で5年もかけてリノベーションしたという。
オリジナルの家具や雑貨が、古い建物と馴染んでいて素晴らしい。
今回のリノベーションの参考になりそうな部分がたくさんあった。
2階に併設された、ブルーの塗り壁がとてもいい感じのカフェでお茶を飲みながら、若い店主の方にいろいろと話を聴いた。
ちょっとずつ5年もかけてリフォームした、気持ちのこもったお店をぜひこの目で見てみたかったとお伝えした。
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